パナソニック ディーガ ブルーレイレコーダー HDD診断は危険?!

昨日からパナソニック ディーガ「DMR-BZT820」ブルーレイレコーダーのHDDから、ホームビデオのデータを取り出す作業を行っています。

いろいろなツールを試しましたが、結局目的のファイルを検出&救出することはできませんでした。。。ディーガは簡単に復元できるといろいろなサイトに掲載されていますが・・・

仕方が無いので、最後はレコーダーの方でHDDのエラーチェック&エラー修復が無いのか?探して見ると・・・診断ツールがあることが分かりました。

これは!ひょっとして、認識してくれるように直るかもしれない?

そう、期待して診断ツールを実行してみることにしました。

そして!当たり前のことですがHDDのエラーが検出されました。

で?

この後、修復する選択肢がでるのかな?っと思ったら、購入店またはメーカーにお問い合わせしてください。のメッセージしかでてきません。。。

う〜ん!自分の考えが甘かったですね。

そして、一旦ホーム画面に戻ると、今度はHDDをフォーマットしろ!っといった画面が表示されてしまいました。

???

あれ?キャンセルの選択肢が選べない・・・

とりあえず、電源を完全に切ってブルーレイレコーダーを再起動してみると・・・

再起動後、いきなり「HDDの異常検出」画面が表示されるようになってしまいました。

ひょっとして、診断ツールを実行したことにより、HDDに異常があるというフラグがたってしまったのでしょうか?

内蔵HDDの録画・保存動画を見れないだけで、USB HDDやブルーレイ・DVDディスクは再生できていたので、症状が悪化した結果になったではありませんか!!!

諦めずに何度も再起動を繰り返すも、「HDDの異常検出」画面がいきなり立ち上がり、電源ON・OFF以外のその他のリモコン操作を禁止してきます。。。

預かっているブルーレイレコーダーだけに、データ復旧ができなかった以上に、症状を悪化させたのではガッカリ度が倍になってしまいそうです。。。

いろいろ調べたところ、電源を入れる際に電源ボタン以外から立ち上げれば、HDDの異常検出」画面が表示されないことが分かりました。

パナソニック ディーガ「DMR-BZT820」修理 診断 -1-

期待を込めて、診断を開始したのですが・・・

パナソニック ディーガ「DMR-BZT820」修理 診断 -2-

どうやら修復機能は無いようです。裏技コマンドがあるのかもしれませんが・・・

パナソニック ディーガ「DMR-BZT820」修理 診断 -3-

うーん、このエラーメッセージが表示されて、他の操作が一切できません。非常に怖い画面です。

使い勝手は悪くなってしまいましたが、USB HDDのコンテンツは再生できるので、良しとしましょう・・・

**教訓としては、生涯残さなければならないホームビデオに関してはパソコンにバックアップをしたり、ブルーレイディスクにダビングしておかなければいけない!です。
**
そのように依頼者さんに伝えて、ディーガのHDD復旧は終わりました。

余談ですが、うちの場合はRAID1のNASと編集用のパソコンに、ホームビデオを残すようにしています。そして、普段はNAS上の動画をメディアプレイヤーを使いネットワーク経由で再生するようにしています。これだと家中のテレビで共有できるので便利です。

ホームビデオの保存で、完璧を求めるならクラウドサービスを利用して、海外のサーバーに分散して保存するのがベスト何でしょうが、動画のファイルサイズを考えると、年間の維持コストがまだまだ馬鹿になりそうにありません。。。将来的には通信速度も桁違いに上がりクラウドの料金も下がり当たり前の時代になるのだと思いますが・・・、それまでは自分でホームビデオのデータを大事に管理していかなければなりませんね。