INTEL SSD660P 2TBとセンチュリー M.2 SSDケースでiMacのストレージを爆速化させる

日頃のパソコンの作業は、iMac 2017をメインで使っています。iMacに仮想化ソフトのVmware FusionとWindows 10をインストールして、大谷選手並みの両刀使いで活用しています。

もうMac無しには仕事ができません!

日々活用しているiMac!とても便利に利用できていますが、ただ一点だけ今でも後悔することがあります。それは、ハードウェアの構成でストレージ代金をケチってしまい、SSDでは無くFusion Drive(SSD+HDD)の2TBにしてしまったことです。当時は、メモリーを32GBへカスタマイズするだけで精一杯でした。

ストレージ容量として、256GBでは完全に足りないし512GBでは微妙に足りない・・・1TBのSSDが欲しいところでしたが、当時はまだ高価で・・・今でも純正は高価ですが・・・

先代のiMac 2012 ? 2013の時に、SSD 512GBを使っていましたが、ストレージの容量不足に悩まされていました。一時期は、USB3.0の外部SSDを増設して対応していましたが、使っていると途中でドライブを認識しなくなったり何かとトラブルが続出して、そのエラーが今でもトラウマになっています。。。大事なファイルをたくさん無くしましたね・・・(時は金なり、タイムイズマネーです)

そこで、今の時代外付けドライブでも高速かつ安定しているのでは?ついでに、値段も安くなっているのでは?そう思い、Fusion Driveから外付けのSSDへシステム全体を移行することに決めました。

まず初めに、現在のストレージ(Fusion Drive 2TB)のベンチマークを計測してみました。えっ・・・意外に高速ですね。SSDに匹敵するくらいに高速でした。。。読み込み、書き込みとも高速・・・ひょっとして交換は不要なのでは?そう思ってしまうほどの結果でした。

hdd

お金もかかることなので、交換を止めようかと・・・。一部SSDのFusion Driveと、全部SSDのドライブでは長時間の使用で違いが出てくるのでは?そう思い!パフォーマンスアップを期待して、SSDへ乗り換えることにしました。

今持っている知識

  • Fusion Driveは、SSDとHDDのハイブリッドドライブである
  • SSDには、SATA、mSATA、M.2の企画がありM.2がもっとも高速である
  • Mac製品でM.2のSSDをフルパワーで使うためには、Thunderbolt 3接続する必要がある

全て初体験のアイテムです。アバウトな知識しかありませんが・・・そこは勢いだけで乗り切ります。

購入した商品

●INTEL SSD660P 2TB SSDPEKNW020T8X1

パフォーマンス
順次読み出し(最大):1800 MB/s
順次書き込み(最大):1800 MB/s
ランダム読み出し(8GB スパン) (最大):220000 IOPS
ランダム書き込み(8GB スパン) (最大):220000 IOPS
消費電力 – アクティブ時:0.1 W
消費電力 – アイドル時:0.040W

●シンプルモバイル M.2 NVMe (CM2NVU31C)

約-19℃の高放熱性能を実現! 高速転送可能なM.2 NVMe SSD対応ケースがスリムになって登場!!
22mm幅のM.2 NVMe(NGFF M-Key)規格SSDに対応
USB3.1 Gen.2 接続に対応。最大10Gbpsの高速転送が可能! 【1007MB/s】
熱伝導シートとアルミボディを採用 / 放熱性能に優れ、約-19℃の放熱を実現!
※弊社環境での実数値【Samsung 970 EVO 250GBにて計測時】
Windows / Mac OS両対応

購入した商品は、速度重視なM.2タイプのSSDになります。そして、M.2は剥き出し状態なので、それを入れるケースを用意しないといけません。

で、購入したM.2は「INTEL SSD660P 2TB SSDPEKNW020T8X1」です。現在、高速なM.2が3000 MB/sオーバーの速度が出る中、SSD660Pは半分の1800 MB/sしか速度が出ません。その分、値段も半値程度なので・・・後、早すぎるM.2は使っていると高温になり、速度が低下するようなので、これはこれであまり気にならないのかも知れません。

そして、M.2 SSDをThunderbolt 3で接続できるケースの種類が少なく、フルパワーが出せるケースに限っては1つだけ?そして、どれも相性や熱の問題などで安定しないそうです。。。

購入してもケースの相性などで使えなければ意味がありません!結局、レビューで動作確認が取れている製品で合わせることにしました。

また、シンプルモバイル M.2 NVMeは、USB3.1 Gen.2 接続になり、最高速度も1000 MB/s程度に制限されますが、今回は安定して動作させることが目的なので、その点は今後の改善においておきます。将来的には、ケースの交換でフルパワーを目指せればと思っています。

iMacのストレージを高速化する

シンプルモバイル M.2 NVMeの値段(7000円程度)がもう少し安ければ嬉しいのですが・・・気持ち高いですね。

INTEL SSD660P 2TB センチュリー M.2 SSDケース iMac 2017 -1-

今回は、INTEL SSD660P 2TB SSDPEKNW020T8X1と、シンプルモバイル M.2 NVMeの組み合わせです。

INTEL SSD660P 2TB センチュリー M.2 SSDケース iMac 2017 -2-

すごく丁寧な梱包です。がっちり本体がガードされています。

INTEL SSD660P 2TB センチュリー M.2 SSDケース iMac 2017 -3-

全ての付属品です。ご丁寧にドライバーも付属しています。

INTEL SSD660P 2TB センチュリー M.2 SSDケース iMac 2017 -4-

こちらが表面?

INTEL SSD660P 2TB センチュリー M.2 SSDケース iMac 2017 -5-

こちらが裏面?どちらからケースを開けるのだろうか?

INTEL SSD660P 2TB センチュリー M.2 SSDケース iMac 2017 -6-

INTEL SSD660P 2TB SSDPEKNW020T8X1本体です。見た目はまるでメモリーです。

INTEL SSD660P 2TB センチュリー M.2 SSDケース iMac 2017 -7-

ケースから台を取り出しました。戻す際に裏・表を間違えないように気をつけたいところです。

INTEL SSD660P 2TB センチュリー M.2 SSDケース iMac 2017 -8-

差し込んだところです。反対側が浮いている状態です。このまま倒して良いのか?バキッて壊れないのか?心配になりました。最後は、強引にそのまま倒しました!

INTEL SSD660P 2TB センチュリー M.2 SSDケース iMac 2017 -9-

ネジを締めて取り付け完了です。

INTEL SSD660P 2TB センチュリー M.2 SSDケース iMac 2017 -10-

台を差し込んだところです。意外に固く固定され、指では簡単に抜けない状態になっています。抜くためにはペンチが必要?壊れそうで簡単には交換できそうにありません。

INTEL SSD660P 2TB センチュリー M.2 SSDケース iMac 2017 -11-

ケーブルを繋いで終了です。ここまでで気になった点としては、PC側のケーブルの端子がUSB3.0ですね。Windows機だと、同じ端子で対応している機種があるのでしょうか?Macではどうなんだろうか?速度が気になります。

INTEL SSD660P 2TB センチュリー M.2 SSDケース iMac 2017 -2-b

早速ベンチマークをしてみると、やっぱりiMacではUSB3.0接続扱いでしょうか?420 MB/s程度しか速度がでていません。1000 MB/sの速度を出すためには、やっぱりThunderbolt 3接続するしか無いのでしょうか?

そこで、Thunderbolt 3接続で再度ベンチマークすることに・・・

しかし、高速通信対応のUSB Type-C to USB Type-Cケーブルを持っていない・・・、仕方がないので代替えとして以前高速充電用に購入したAmazonさんのケーブルを使ってみることにしました。

INTEL SSD660P 2TB センチュリー M.2 SSDケース iMac 2017 -12-

Amazonのケーブルは15cmと短いので、机の上をスッキリさせたい時など何かと重宝しています。

INTEL SSD660P 2TB センチュリー M.2 SSDケース iMac 2017 -1-b

Amazonのケーブルを使い、Thunderbolt 3接続した結果!なんと・・・43 MB/s程度の速度しかでていません。めちゃめちゃ遅くなりましたね。HDDより遅い結果になるとは・・・やっぱり高速通信対応のケーブルを使うしかないのだろうか?

まとめ

今回は期待していたベンチマーク速度にとどかず、今のところは失敗!という結果になっています。ただ、完全な失敗では無いはずなので、今後は高速通信対応のUSB Type-C to USB Type-Cケーブルを購入してリベンジしたいと思います。

Amazonさんのケーブルを確認すると

USB-IF認証
USB2.0規格に準拠することをUSB-IF*により認証されたということは、このケーブルが、機械的、電気的、および環境的な規格を満たしていることを意味し、快適なユーザーエクスペリエンスを保証します。USB 2.0規格は、最大480Mbpsのデータ転送速度をサポートします。

最大480Mbpsのデータ転送速度をサポートとありました。やっぱりココでしょ!問題は・・・

さてさて、どのケーブルがいいのやら・・・USB Type-C to USB Type-Cケーブルは、今のところ情報が少ないのが痛いですね。